2010.12.25 H22年組合ニュース第2号

一:事業協同組合と株式会社の制度の比較

事業協同組合と一般の会社は主に以下の表に掲げたような違いがあります。
ただし、以下の表の記載とおり、責任規定は同じ(有限責任)です。

内容 事業協同組合 株式会社
目的 組合員の経営の近代化・合理化・経済活動の機会の確保 利益追求
性格 人的結合体 物的結合体
事業 組合員の事業を支援する共同事業 定款に掲げる事業
設立要件 4人以上の事業者が参加すること 資本金1円以上
資格 地区内の小規模事業者(概ね中小企業者) 無制限
責任 有限責任 有限責任
発起人数 4人以上 1人以上
加入 自由 株式の譲受・増資割当による
任意脱退 自由 株式の譲渡による
出資限度 100分の25/1組合員 なし
議決権 平等(1人1票) 出資別(1株1票)
配当 利用分量配当及び1割までの出資配当 出資配当
根拠法 中小企業など協同組合法 会社法

二:組合の活動動向1

2010年12月20日から24日まで中国市場調査を目的とした現地調査を行いました。主な視察先は以下のとおりです。

1 上海化学肥料製造販売会社

中国で有数の化学肥料生産販売大手会社です。世界のいろんな国へ輸出販売を行っており、高評を受けています。

上海の化学肥料製造販売会社の石総経理が会社の現状と今後の展望を紹介している。 上海の化学肥料製造販売会社の化学肥料倉庫。写真は韓国と欧米向けの製品。 上海の化学肥料製造販売会社の化学肥料配合施設。微量要素を含め、すべての肥料要素の配合はコンピューターで制御されている。
 
2 上海孫橋現代化農業園区

上海孫橋現代化農業園区は国家レベルでの緑野菜温室栽培示範区で、上海市現代農業園区の重要なプロジェクトです。
養液栽培は肥料に対してハイレベルの品質が求められています。
上で紹介した上海の化学肥料製造販売会社は上海孫橋現代化農業園区の重要な肥料の提供会社です。

上海孫橋現代化農業園区の栽培技術担当者が施設規模、栽培状況、品種、経営状態などを紹介。
ここはイチゴの栽培施設。
園芸施設の中にはコチョウランやアンスリウムなどの花が栽培されていた。
ここはアンスリウムの栽培現場。
野菜栽培施設内にはキュウリやパプリカやトマトなどが栽培されていた。
 ここはキュウリの栽培現場。
 
3 北京イチゴ栽培現場(北京市昌平県)
北京市農学院の技術指導員と日本の組合員が生産者と現場で交流。 ずらりと並んでいるイチゴ栽培施設。村全体がイチゴを栽培。
 
4 大連園芸資材メーカー

主な生産資材はパーライト、バーミキュライト、籾殻燻炭、軽石などでした。

袋詰め作業現場 鉢底石製品 パーライト製品
 
5 中国東北地区のある農業職業技術学院

農学園芸部には短期大学機能や技能実習機能を持った学科が設けられ、日本との技能実習制度上での交流が期待されている。
右の写真は組合側、学校側、中国の送り出し機関3社が今後の協力体制について意見交換を行っている場面である。

三:組合の活動動向2

来年1月10日から12日まで、菊栽培組合員数名を主体とした視察団が中国海南省の大規模切花生産地の視察を予定しております。
主な視察先は以下の4社です。
 ①佳卉農業有限公司
 ②東方小嶺花卉合作社
 ③豊島控股海南公司
 ④三家鎮酸梅村農家試験場。